エメラルドのキズが多い理由とは [宝石の性質]

エメラルドは、元々キズの非常に多い宝石です。



「キズのないエメラルドなんてない、欠点のない人間がいないように」と云われる程です。



ここで云うキズとは、石の内部のキズの事です。



その内部のキズとは、宝石が成長していく際に取り込む微量の不純物が原因になっています。



エメラルドはベリルという鉱物で、不純物を含まない場合、無色でキズが少ないが結晶時にある不純物を取り込んでしまうと、成長過程に無理が生じて亀裂ができてしまう事が多いのです。



しかし、この亀裂の原因となる不純物がエメラルドのグリーンの色の原因にもなっています。



つまり、エメラルドにキズがあるのは、ある程度仕方ない事。



それらはすべて自然の成長過程のなかで生じた事柄で、このキズこそが天然石の証拠だとさえ云えます。



しかし、キズの少ない天然エメラルドほど価値があるのは事実です。



キズは必ず存在する事を念頭に置いて、目立つ大きなキズのできるだけ少ないものを選ぶようにするといいと思います。



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