金閣寺の総費用額 [金の歴史]

室町時代を代表する北山文化その象徴ともいえるのが金閣寺です。



三層の優雅な建物は繊細な日本文化の伝統を今日に伝えていますが、それ以上に心に焼き付くのが豪華な金の外壁です。



この金閣寺は足利義満によって1397年に建立されましたが、当時の建物は1950年に火災で炎上、現在の建物は昭和30年に再建されたものです。



費用は30年当時のお金で7億4000万円。



外壁に張った金の量は約20キログラムとの事です。



これを1グラム、1000円で換算すると、2000万円となります。



現在使われている金箔は通常の金箔より厚くなっています。



金箔の厚さは通常、0.1ミクロンですが現在の金閣寺は0.45~0.55ミクロンと通常の金箔の約5倍の厚さになっています。



金閣寺創建時の金箔の厚さは今に伝わっていませんが「恐らく、現在の方が厚いのでは」とは、金閣寺のある鹿苑寺の弁です。



もちろん、総費用は義満の時の方が多かったと思われますが、こと金に関しては我々は義満以上に豪華なものを眺めているのかもしれません。



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