世界最大の金貨 [金の歴史]


「金銀が野山から湧き出ずる」と唱われた桃山時代は日本の歴史上最も豪華絢爛だった時代でした。



世界最大の金貨もこの時代に造られました。



豊臣秀吉が造らせた天正長大判というのがそれです。



天正長大判は長さ約17センチ、幅は最大で約10センチで、楕円形をしています。



重さは44.1匁(165グラム)で、の含有率は約74%で一枚には約122グラムのが含まれている事になります。



しかし、これほど大きいと不便で専ら贈答用に使われていました。



この、天正長大判は重さの面でも長い間、世界一の座を保っていましたが、1991年ついに、その座を譲り渡しました。



オーストラリアがなんと1キログラムという大変重い「ナゲット金貨」を作ったからです。



重さでは世界一です。



最も、これも実用に適さず「金貨より地金といった方が良いのでは」と日本銀行は言っています。



この声に無念の響きが感じられないでしょうか。



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