金のしゃちほこ [金の歴史]
「尾張名古屋は城で持つ」と言われます。
その名古屋を象徴する物と言えば、名古屋城の天守閣を飾っている金のしゃちほこです。
しゃちほこは、火除けの呪いとして作られましたが、後に城主の権威を現すシンボルになりました。
名古屋のしゃちほこは木の芯に鉛の板を張り、その上を銅板で覆い、最後に慶長大判を延ばして作るという手が込んだ物でした。
純度は48%と高く、東海道や美濃街道からも見えたと解説書にあります。
まさに、尾張徳川家の権威を天下に輝かせていたと言えます。
ただ、残念な事に第二次世界大戦で焼失し、現在のは昭和34年10月に再建された物です。
ところで、このしゃちほこにはどのくらいの金が使われているのでしょうか。
しゃちほこは雄と雌の二体があり、使用している金の量が異なっています。
北側が雄で44.69キログラム、南側が雌で43.39キログラムの金を使っています。
雄の方が1キログラム以上重いそうです。
2012-07-20 15:06
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