ダイヤモンドは傷つかない強いもの [ダイヤモンドの歴史]


ダイヤモンドは、決して傷つかない強いものという意味のギリシャ語からきています。



どの石とこすり合わせても相手を傷つけ、固さにおいて金属をも寄せ付けない、また酸やアルカリなどの薬液からも影響は受けないのです。



つまり自然界の物質の中でもっとも安定した物質の一つであることから、古代から中世の人々にとっては不思議の石でした。



ダイヤモンドを磨くのにはダイヤモンドしかないというのも有名な話です。



磨かれた石は他のどんな物からも影響されないので、輝きは変わりません。



だから「ダイヤモンドは永遠の輝き」この永遠という言葉は他の宝石にも当てはめることは出来ない言葉です。



ダイヤモンドはその瞬間の時(とき)、メモリーを変わることのない思い出として、あなたの代わりに永遠に閉じ込めてくれます。



いつまでも、あなたの愛した美しいダイヤモンドはそのままの輝きで受け継がれていきます。



ダイヤモンドの輝きの理由とは [ダイヤモンドの性質]


ダイヤモンドの輝きの理由は屈折率がとても高いからです。



屈折率は、物質中でどれだけ「光の速度が遅くなるか」を表し、光が斜めに進入した時、屈折率が大きい方がより深く角度がついて光線が曲がります。



また、屈折率が高い物質から低い物質に光が抜けようとする時、浅い角度では「全反射」が起きます。



ダイヤモンドは屈折率が高いので全反射臨界角が小さく、特にブリリアントカットは正面から入った光は裏側に抜けず正面に返ってきます。



これが、ダイヤモンドがキラキラと輝いて見える原因です。



また、波長(色の違い)により屈折率が少しずつ違うのでキラキラと虹色の輝きも見られます。



ダイヤモンドは、基本的に無色透明が珍重されます。



ブルー・ピンク・グリーンであれば希少価値がありますが普通は黄色味が強くなるほど価値が下がります。



ダイヤモンドは炭素の塊 [ダイヤモンドの性質]


18世紀の化学者ラヴォアジェは、ダイヤモンドを密閉容器で虫眼鏡で加熱・燃焼させると二酸化炭素だけが生じる事を突き止めました。



これは、ダイヤモンドの成分が炭素であることを示します。



ダイヤモンドは、黒鉛(鉛筆の芯の成分)と同じ炭素の塊です。



炭素は、高温高圧下では黒鉛よりもダイヤモンドの方が安定で、地下深くで出来たダイヤモンドがそのまま地表に表れたものが採掘されているわけです。



反対に常温常圧では、ダイヤモンドよりも黒鉛の方が安定で放って置くとダイヤモンドは黒鉛になってしまいます。



つまり、ありふれた元素である炭素が高温高圧下ではこんなにも美しく輝き、最も硬い物質であるダイヤモンドという結晶になって我々を魅了する、と言う事に自然界の不思議さを感じ取って感動するわけです。



ダイヤモンドは永遠の輝き [ダイヤモンドの価値]


ダイヤモンド宝石の中で特に珍重されています。



婚約指輪、結婚指輪といえばダイヤモンド



ダイヤモンドの輝きを決定付けるブリリアントカットは、計算しつくされた58面体でダイヤモンドの美しさを最大限に引き出します。



南アフリカに本社のあるデビアス社は「ダイヤモンドは永遠の輝き」の販売スローガンを掲げ、ダイヤモンドは持っていることに価値があると世の女性に植え付け、ダイヤモンドの転売を抑制し中古品による市場価格の下落を防ぎ、ダイヤモンド市場競争を排除して高値維持と同社による流通操作を可能にしたとも言われています。



人工的には1955年に当時のゼネラル・エレクトリック社が初めて合成に成功し、工業用の人工ダイヤモンドは金の1割程度の価格で取引されています。



大黄金展~食器や金塊など500点~ [金の価値]


香川県高松市内町の三越高松店で、総額約30億円の金製品を集めた「大黄金展」が開かれた。



訪れた人たちは食器や小物、仏具などまばゆく光る製品に目を奪われていた。



大黄金展は、約500点(総重量約1トン)の金製品を集めた四国最大級のイベントで、2005年から毎年開催している。



会場には、億単位の飾り物から数千円のゴルフボールまで多彩な商品がずらり。入り口には一対の金の唐獅子(計約6億円)など、特設の茶室には純金の茶釜(約9000万円)を並べているほか、カブトムシやバイオリンに成形した小物、トランプ、地球儀なども取り揃えている。



また、重さ約12キログラム、約4000万円の純金の金塊を持ち上げられるブースや、金に関する豆知識を書いたパネルも設置しており、訪れたお年寄りらは金の魅力を目や肌で感じ取っていた。



「秀吉の茶室」復元 [金の価値]


金製の仏具や食器などを展示、販売する「大黄金展」が香川県高松市内町の三越高松店で始まった。



会場には豊臣秀吉が作ったとされる「黄金の茶室」も復元展示され、総額約10億円の金色の輝きが来場者を魅了している。



大黄金展は、毎年開く人気の催事。金製のおりんや風鈴をはじめ、金900グラムを使ったハローキティーの置物、砂金を使った砂時計など約1千点を展示、販売している。



四国初「上陸」となった黄金の茶室は、過去の文献などを参考に国立科学博物館の監修などで復元。



漆を塗り重ねたヒノキに金箔(きんぱく)約1万5千枚を張って作っており、純金製の茶器との総額は約3億5千万円相当という。



担当者によると、現在の金の価値は1グラム3千円前後。



「金は資産価値が不変的で不況に強いため、現金を金に替える人が増えている」と話している。



ダイヤモンドの価格について [ダイヤモンドの価値]


ダイヤモンドの結晶には希少性があります。



通常、宝石類は投資対象には不適な物ですが、どの鉱石でもその希少性によって資産的な価値があります。



また、通常は原石のままで保管されます。



カットされたものでは時代の流行により資産的な価値が減じる場合があるからです。



過去には、資産として保有するという習慣があったのはユダヤ人でした。



それは迫害の歴史があり、紙幣は動乱により無価値になる可能性があり、金塊では重くていざという時に持って逃げる事が難しかったからです。



ダイアモンドは永遠の輝きと言うキャッチコピーによって、婚約リングや結婚リングに用いられることが多くなったのですが、これらはすべて徹底的なキャンペーン活動の見事な成功例です。



日本では婚約リングは給料の三ヶ月分と言われたりもしますが、これもキャンペーンによるものです。



また、1カラット以下程度の微小なダイアモンドの価格は、価格吊上げが行われていますが、これは日本人が良く購入する価格帯である為とも言われます。



ダイヤモンドの相場とは? [ダイヤモンドの相場]

ダイアモンドには自由な市場、自由な相場らしいものはありません。



中央販売機構によって価格が決まります。



ダイアモンドの価格は非常にいびつな価格になっています。



ダイアモンドという鉱石は実は比較的に多産です。



基本的に炭素の結晶ですから、地球上のあらゆる所に算出する可能性があります。



もちろん結晶化には熱と圧力が必要ですから、古い地層が存在する所にはなります。



日本では産出しないと言われていましたが、小さな結晶は発見されています。



地球上における推定埋蔵量は不明です。



有名な産地や鉱山ではそれぞれに数千万カラットから数億カラットにもなり、今後も新しい鉱山が発見されうる事を考えると、その総数はとても推定が出来ないからです。



価格維持の為の買い上げがなされ、その費用で卸売価格が跳ね上がると言う、過剰独占ならではの価格構造になっています。



近代的なダイヤモンド産業の成立 [ダイヤモンドの産地]


古代、唯一のダイヤモンドの産地はインドでした。



1730年代になって初めてブラジルが産地として登場しましたが、大資本が存在せず、殆どが奴隷中心の人海戦術による採鉱でした。



産出量も平均すると年十万カラット程度で、資本の不足から人力で探す程度に終始しました。



しかし、ブラジル産のダイヤモンドは、それまでインドから細々と流入してきたものと比較すると莫大な量といえました。



これが契機になって、欧州各地にダイヤモンド加工工場が初めて設立されました。



家内工業から産業への転換の始まりでした。



これらの貿易、加工、販売のすべてがユダヤ人の手によってなされてきました。



ブラジル産のダイヤモンドは1860年代には早くも枯渇し始め、ダイヤモンド産業も、倒産や縮小の危機に見舞われました。



しかし、1866年南アフリカで新しい大鉱脈が発見されました。



埋蔵金は発見した人のものになるの…? [金の価値]

埋蔵金は法律上「遺失物」として扱われ、速やかに警察に届けなければなりません。



落し物と同じ扱いです。




その後6ヵ月以内に所有者が見つからない場合、晴れて発見者の物になります。



ただし、残念ながらすべて自分の物になるのは発見した土地が自分の土地の時だけ。



発見場所が他人の土地なら、発見者と土地所有者で折半となります。



そして6ヵ月以内に、埋蔵金所有者とされる人物が特定された場合は、所有者に返還となり発見者には最低5%~最高20%の「報労金」が支払われます。



そして文化財保護法の壁が待っています。



埋蔵金に対して、文化庁が「文化財である」と認定した場合は、国の財産とみなされ発見者には報労金のみとなります。



発見者、土地所有者に所有の権利が認められる可能性もありますが、文化財保護法に従い永久に管理保管となり、自由に売買する事はできません。



文化財は日本国民の共有の宝物、ということで、どんなに苦労を重ねて発見した物でも勝手に処分したり所持したりできない仕組みになっています。



タグ: 価値 埋蔵金

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。