日本の埋蔵金伝説 [金の歴史]


日本全国どこに行っても、埋蔵金伝説を聞く事ができます。



戦国時代から江戸時代へかけて、各地で多くの金銀銭が日常茶飯として埋蔵され、また掘り出されていました。



日本最大級の埋蔵金が眠っているとされる「太閤遺金」こと「秀吉の埋蔵金」。



推察される場所は、『兵庫県川辺郡猪名川町多田銀山』です。



豊臣秀吉が死の床についたとき、後継ぎの秀頼はまだ6歳。政権を託すには幼く、秀吉は勘定奉行の幡野三郎光照に命じて莫大な黄金を埋蔵させたといいます。



それは、朝鮮出兵の軍用金の残り、天正長大判4億5000万両と金塊3万貫。もし本当なら、金の地金としての値打ちだけでも5兆円以上。



天正長大判は1枚5000万円とも言われているので、天文学的な金額となります。



ある旧家から信憑性の高い埋蔵秘文書も見つかっており、様々な人によって探索が続けられてきましたが、金のかけら一つも見つかっていません。



それでも世界では群を抜く埋蔵金伝説です。埋蔵金を追いかける「宝探し」には、なぜかワクワクする大きなロマンがあります。



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ホワイトゴールドのメッキ仕上げについて [金の性質]

ホワイトゴールドはロジウムメッキ仕上げをする事はご存知かと思いますが、あくまで、地金はホワイトゴールドなので地金表面をより白く美しく見せる為にロジウムメッキ加工されています。



ロジウムコーティングとかロジウム処理とか言い換えて表示する場合もあります。



ロジウムメッキ加工されたホワイトゴールドですが、実はホワイトゴールドの問題点でもあります。



その理由は、ロジウムメッキを施してあるという事は、使っているうちに傷つき、表面のロジウムが剥れてしまいます。



そして、若干黄色味を帯びた地金の色が表面に現れた状態になってしまいます。



この状態は変色した訳ではなく、メッキが剥がれて真っ白でない18金が露出しただけです。



これを元通りにするには、もう一回メッキ加工すれば新品同様になり、費用もさほどかかりません。



最近では割り金の技術も向上した為、黄色味も少なくなり、ロジウムメッキもかなり耐久性が増しました。



一番の問題点はホワイトゴールドはこういうことが起こり得る事を、説明もせずに販売する事です。



ホワイトゴールドとプラチナの違いとは [貴金属の価値]


最近では、プラチナの低単価商品がめっきり減り、その分ホワイトゴールドの商品がグッと増えました。



実際、ホワイトゴールドの需要がとても伸び、プラチナよりも同じ白系金属であるホワイトゴールドを所望されるケースが増えています。



その大きな原因の一つは、プラチナ価格の高騰です。



例えば、結婚指輪ではダイヤモンドの入らない、プラチナ地金だけの結婚指輪でも、ペアで30万円を超えるものも出てきています。



プラチナのグラム単価が上がってしまうと、低単価の商品は流通しなくなってしまいます。



例えば地金を10g使った指輪を銀色の貴金属で作る場合、プラチナホワイトゴールドでは原材料費だけでも3万円ほどの差が出る事になります。



作り手、売り手側の事情からホワイトゴールドが出回るようになったと思われますが、同時に買い手側の意識の違いも挙げる事が出来ます。



気に入ったデザインで手ごろな価格帯であれば、材質にはあまりこだわらない。



今はそれぞれの価値観をしっかりと持って欲しい物を選ぶ方が増えたという事でしょうか。



ホワイトゴールドとは [金の性質]


ホワイトゴールドとは、ゴールドに割り金として銀やニッケル、パラジウムなどの白色系の金属を使うと白っぽい金が出来上がり、これがホワイトゴールドです。



でも、割り金で白色に近づけたゴールドも、黄色味が残ってしまいます。



K18で言うと、金75%割り金25%なので、真っ白のホワイトゴールドにはなりません。



そこで、表面にロジウムという白色の金属で表面加工を施すと、白色で光沢感のある「ホワイトゴールド」が完成します。



ホワイトゴールド」の名称で販売されている宝飾品は、ロジウムめっきの加工がされています。



プラチナの代用品として開発されたのがホワイトゴールドですが、「ソフト・ホワイト・ゴールド」と呼ばれる配合が、「金-パラジウム-銀」で加工しやすいのが特徴です。



強度を増したい時はニッケルを少しだけ加えます。



しかし、やや黄色っぽく濁ったように見える為ロジウムメッキをかけます。



最近では「金75%-パラジウム25%」の配合が増え、これが主流になりつつあります。



通称「パラ割り」と呼ばれています。



なぜ純金を合金にするのか? [金の性質]


は化学的に安定した金属で柔らかくて加工しやすいのが特徴ですが、逆に、ジュエリーなどの製品にするには柔らかすぎて型崩れしやすく、傷がつきやすいなどの問題が起こります。



繊細な細工を必要とするアクセサリーなどでは、かなり困った問題です。



そのうえ身に着けるという性格上、美しいだけではなく耐久性も求められます。



しかしそういう問題も、は他の金属と混ぜやすいという特性を生かし、他の硬い金属を加えて、合金にすることでその欠点を解決し、さらに色が変わるなどの美しい効果も発揮されます。



24金18金とか言いますが、金は24分率で表示するので、金がどの割合で混ぜられているのかを表示しています。



24金というのは混ぜ物の無い金、つまり純金です。



18金」は日本で最も一般的で、配合率は金が75%、それ以外の金属が25%を含む金の合金です。



そして、その「18金」のうちの25%にあたる金属のことを割り金といいます。



日本の産金 [金の歴史]


日本最大の金鉱であった有名な佐渡の金山は、1601年に鶴子銀山の山師3人が金脈を発見し、徳川家康より命じられた大久保長安がここを治めて以来、約300年ものあいだ金が採掘されました。



最盛期は年間に約400kgのが採掘されましたが、1898年枯渇により採掘を中止しました。



現在、日本ではほとんどのが鹿児島県にある菱刈鉱山で採掘されています。



ここの金鉱石は1tから約40gの金が取れる高品位のもので、153トンものを掘り出しています。



埋蔵量は300トン前後ということなので、まだ半分しか掘っておらず、あと20年は鉱山寿命が続くそうです。



それでも現在の日本の金産出量は世界のわずか0.3%前後です。



これは佐渡の金山を始め、主要な金山をあらかた掘りつくしてしまい、ほぼ菱刈鉱山での採掘だけになってしまった為です。



日本が今まで産出してきた金の量ですが、世界の総産出量の約1%に当たる約1600トンと推定されています。



黄金の国、というにはやや物足りない数字かもしれません。



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