ダイヤモンドは地球の中から生まれた [ダイヤモンドの歴史]
地球の年齢は約45億年。
私達が手にしているダイヤモンドは、35億年から9億年前までの、地球の活動期に誕生しました。
最盛期は16億年前後といわれています。
人間が到達したことの無い、深さ約150キロメートル前後、6万気圧の圧力です。
1500度以上のマントルの中で、炭素同士が出会い奇跡的に結びつき始め、一つの結晶となりました。まさに地球が産みの親と言われる理由です。
さらに偶然は重なり、ダイヤモンドは数億年昔に、火山の噴火によって、マグマとともに地上の近くまで登ってきました。
火山はやがて冷え、普通の山になってしまいます。限られた地球の片隅の出来事です。
あるとき、誰かが偶然その石を初めて拾い上げます。
何よりも硬い不思議の石。
それは多分5千年ほど前の事ですが、地球の年齢からしたら、少し前の偶然の出会いでした。
偶然ばかりが重なるダイヤモンドと地球のお話です。