金とカラットの関係 [金の性質]


カラットというと何を思いうかべますか?



恐らく、あの光輝くダイヤモンドをまぶたの裏に画くのではないでしょうか?



ところが、カラットという単位はダイヤモンドだけでなく、金にも使われます



普通、指輪などを買うと裏にKの字が刻み込まれています。



このKの字がカラットを表しています。



金の場合は24カラットで純度が100%になります。



そこで、18K刻み込まれてあれば、指輪には24分の18の金が含まれている、と言う事を表しています。



また、ペン先などに多い14金は24分の14だけ金を含んでおり、純度は約58%です。



一般に金は純度が高いほど柔らかいと言われます。



この為、純度100%の金製品は柔らかくて変形したりキズが付くため売っていません。



地金はフォーナイン(純度99.99%)物が多いようです。



買う時は損をしないようKの字に注意してください。



金と錬金術 [金の歴史]


「金を作る事が出来ないだろうか」



これは人類の夢でした。



この夢の方法を練金術といいます。



練金術は紀元前3世紀、古代エジプトに始まりました。



その後、アラビアを経て中世のヨーロッパに伝わりました。



その根拠になったのが古代ギリシャの大学者アリストテレスの説です。



アリストテレスは物理は火・気・水・土からなり、その組み合わせを変えれば金は出来ると考えたのです。



もちろん成功した人はいませんが、これが基になって科学技術が発達近代科学の基礎になりました。



事実、塩酸や硝酸などもアラビアの練金術師が作ったそうです。



日本では練金術は流行ませんでしたが、明治時代、東大の実験室で水銀に電流を流したら金が出来たとされ大騒ぎになりました。



しかし、水銀の中に微量の金が含まれていた為でそうは問屋が卸さなかったようです。



金を作る確実な方法、それは「賢者の石」を見つけ出す事です。



これはあらゆる物質を金に変える石の事で、古来練金術師が必死で探し求めました。



まだ発見されてませんが、発見出来たら世界一の大金持ちになる事は間違いありません。



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。