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宝石としての必須条件 [宝石の価値]


宝石としての必須条件は何よりその外観が美しいこと、次に希にしか産しないことであるが、第三の重要な条件として、耐久性、とりわけ硬度が高いことが挙げられる。



これは、硬度が低い鉱物の場合、時とともに砂埃による摩擦風化・劣化のために表面が傷ついたりファセットの稜が丸みを帯びたりして、観賞価値が失われてしまうためである。



例としてダイヤモンドは硬度10、ルビー・サファイアは硬度9である。例外的に硬度が7以下であってもオパール、真珠などはその美しさと希少性から宝石として扱われる。



ただし、宝石と云う扱いを受けても、知名度があまり高くない石は、収集家や、コレクターズアイテムの位置に留まり、見た目の美しさと希少性だけが取り上げられ、その他の条件についてはかなり緩くなっている場合が多い。



この手の石には傷つき易い石、空気中の湿気を吸い取ったり、酸化が進んで変質する石、はてはお湯をかけるだけで溶けてしまう石などがあり、当然取り扱いには注意を要する。



アメシストは水晶 [宝石の価値]


2月の誕生石であるアメシストは「紫水晶」。



歴史の古い宝石です。



アメシストは、貴石ではなく半貴石の代表にです。



産出量は多く稀少性があるとは言えないからです。



水晶であるアメシストが、紫の色を持つのは鉄の成分が自然の作用によって変色する為だと言われています。



元々、変化する成分を含んでいてその色になる「素質」を持ち合わせているので、熱の作用によって色が変わります。



良いアメシストで高価な物になると、美しさとクリア感があります。



鮮やかな赤紫、気品漂う青紫は稀少性も高く「宝石 アメシスト」と称するのにふさわしい物です。



近年お勧めのアメシストは、淡いピンク色が混じったアメシストが美しいカットと共に登場しています。



名前を「ローズ・ド・フランス」と言います。



その名の通りに女性らしい清新さと若々しさが魅力です。



ロードライトガーネットとは [宝石の価値]


ガーネットには、代表的な5種類の宝石があります。



そのうちのアルマンダイトとパイロープの種類が、古代のエジプトから、人間との深い関りを持ってきました。



これらは、鉄とマグネシウムの成分を含む為、代表的な色としては深赤色、暗褐色から、より明るく薄い血赤、ピンク赤色となります。



産出量が多い為に稀少的な価値は望めませんが、個別に持つ色の美しさと透明感がガーネットの価値を決める要素です。



なので、ガーネットは価値判断は正しくありません。



赤い色は「情熱、愛情、力」の象徴的な色です。



ガーネットは存在感がある代表的な宝石です。



近年、赤紫色のガーネットが産出されています。



30年ほど前から日本でも一般的にですが、名前は「ロードライトガーネット」。



色みは、紫が入った赤やシャクナゲの赤です。



美しいロードライトガーネットは気品があり、高貴なイメージで赤い宝石の代表格になっています。



ガーネットの色と種類 [宝石の価値]


1月の誕生石である「ガーネットは赤い宝石の代表」ですが、それは正確ではありません。



ビクトリア時代に、ヨーロッパで多く出回ったボヘミア産の「暗赤色の宝石・ガーネット」からきている一般的なイメージの言葉です。



ガーネットの語源は、ラテン語のgranatus(種子)で、原石が産出される時、結晶の形状と色がザクロの種に似ていた事からきているようです。



ガーネットには5種類あり、少しずつ成分が違い、従って色や特性も違います。



これら全体をまとめるとガーネット族の宝石となります。



1月の宝石としてのガーネットは、価格もさまざまで奥深く多彩な表情がある「難しい宝石」の代表です。



ちなみに、店頭で人気の高い「美しい赤紫色・ロードライトガーネット」は、価格も程々で宝石として個性的な色合いが特徴的です。



同様に太陽光で青緑色、白熱灯下で紫赤色になる「アレキサンドライトタイプ」のガーネットもあります。



銀の不思議な魅力 [宝石の価値]

人はどうしてが好きなのでしょう。



柔らかくてすぐキズがついてしまいますが、研磨仕上げをし洗浄して乾燥させた状態のは、息をのむほど美しいものです。



銀の輝きや手触りは人を魅了して止まない独特のものですが、銀の人気はうねりのように盛り上がったり、落ち着いたりの波があり、それに連れてシルバージュエリーを扱う店の数も増えたり減ったりします。



買ってみたけど手入れが大変で結局離れてしまうという方と、何かのきっかけで銀の奥深い魅力を発見し、それにハマってコアなファンになっていくという方、二通りの方向性があることを示しているように思います。



一人一人の方に自分の「銀の魅力」を発見してもらいたいので、「のココが良いんです」的なことは言いたくありません。



その代わり、銀との上手な付き合い方を発見していただければ、と思います。



ジュエリーのデザイン的価値 [宝石の価値]

デザイン的価値」は、使用された素材や制作者の評価を重視するのではなく、制作されたその色彩、形、質感など、ジュエリーそのものの表現や雰囲気に意味を見出すのです。



普段自分では気づきにくい客観的視点から、自分の個性をよりよく表現するにはどのジュエリーをどう使ったらいいか、という事を考えてみると、選ぶジュエリーはまた違ったものになります。



作り手の側からは、ジュエリーの完成度を何に求めるのか、で表現は大きく変わります。


ジュエリー本来の目的は通常の生活シーンの中で使用する人を引き立て、周囲の人に好印象を与える事にあり、その場合の表現は自ずと違ったものになります。



これらの価値要素はそれぞれが独立したものではなく、多かれ少なかれどのジュエリーも重複して持っています。



ジュエリーとして独立して存在するものではなく、使う人の個性や意識、社会状況、ファッションによって形を変えるものです。



ジュエリーの呪術的価値 [宝石の価値]

「呪術的価値」「呪術的」というと、おどろおどろしいのですが、深い意味はなく、「所有者の何か特別な想い出と結びついていたり、見る人の心に何らか特別の印象を生起させるもの」という意味です。



例えば結婚指輪



デザイン的にはシンプルな甲丸の指輪であっても、結婚式でその指輪を交換した二人には特別の意味があります。



壊れて使えない古いジュエリーでも、それが大切な人と想い出の共有を象徴するかけがえのないものとなります。



視点を変えてみると、ジュエリーだけでなく現代の「ブランドもの」と言われている物にも「呪術性」があります。



勿論伝統のある一流メーカーの製品は品質もデザインも優れていて高価でもあるのですが、それらは誰もが高級、高価なものと知っている「あのブランド」のものを身につけることによって、自分の価値をそれに仮託しようとする欲求も吸い寄せることになります。



ジュエリーの物理的・金銭的価値 [宝石の価値]

「物理的、金銭的価値」とは、その素材そのものの持つ魅力、または財貨としての価値です。



ダイヤモンドやその他の貴石の輝きに惹かれたり、稀少で高価な宝石を所有することに満足を感じたりするのがこれに当たります。



これらはその存在自体に価値があるものですから、ジュエリーとして使われる場合、デザインは使用されている貴石などの価値を引き立て、より美しく見せる表現が求められます。



またそれを身につけることはそのような価値のあるものを所有できるという豊かさや、社会的レベルという、ステータス性を表現することになります。



昔から王侯貴族はお抱えの細工師を抱えたりして身の回りの装身具を作らせていました。



高価な宝石や貴金属を用いて自分専用のジュエリーを作らせるというのは、今でも大変に贅沢な趣味でしょう。



また歴史的な価値があったり、芸術性が高く評価されたりしてコレクターズアイテムとなり、オークションで高値で取引されるようなものもこれにあたると思います。



トパーズとは [宝石の価値]

11月誕生石トパーズというと、黄色の宝石というイメージがあるかもしれませんが、他の色のトパーズもあります。



それから、シトリンをトパーズの一種だと思っている方も多いかもしれません。



しかし、シトリンとは水晶であって、トパーズとはなんの関係もありません。



ただ色が似ているだけです。



シトリンの価値は、同品質のトパーズの価値に劣ります。



シトリンは、ときに「シトリン・トパーズ」という商品名で売られることもありますから注意してください。



トパーズの種類では、黄色に赤みの入った独特の色合いのトパーズが高く評価されているようです。



黄色のトパーズはそのままイェロー・トパーズと呼ばれます。



硬度としては、8なので宝石として充分なクラスです。



しかしある一定の方向に割れやすいという特性をもっています。



ですからその割れやすい方向に衝撃が加わると、スパッと割れてしまう可能性があります。



また、超音波洗浄は厳禁です。



ムーンストーンについて [宝石の価値]

9月誕生石ムーンストーンは、シーンと呼ばれる特殊な光の効果をもつ宝石です。



青みがかった乳白色のシーンが最も美しいとされています。



青い月の表面がぼうーと白っぽく輝いている風に見え、不思議な光です。



ムーンストーンには、月の光が閉じこめられているのだと信じられていた時代がありました。



そして満月の日に口にくわえて願い事をすると叶うのだと信じられていたそうです。



あまり馴染みのなかった宝石も、このミステリアスな宝石として知名度と人気はここ数年の間に上昇しています。



硬度としては6~6.5で十分とは云えない値です。



毎日つけ続ける事は避けてください。



品質と選び方としては、決め手はシーンです。



青みが強いほど良質とされます。



逆に全体が白っぽいと効果的なシーンは得られず、価値も下がります。



それらはピアスやイアリングなど、安価なアクセサリーと割り切って買い求めるといいでしょう。



真珠について [宝石の価値]

9月誕生石真珠は、貝が作る宝石です。



真珠は海水産と淡水産に大別できます。



現在では養殖真珠がほとんどです。



オーストラリアやフィリピンなどに生息している白蝶貝から採れる真珠は貝自体が大きいので、大粒の真珠が養殖できます。



真珠の価値では、他の宝石ダイヤモンドルビーエメラルドとは、また違った形で評価されます。



評価のボイントは主に、色・光沢・形・サイズの総合評価で決まります。



色では、日本人はピンク系の色合いを好むようです。



真珠の光沢の質は、巻きと関係かあり、巻きとは真珠の核を取り巻く真珠層の厚さの事です。



巻きが厚いものは反射が深く、重みのある光沢を示します。



形は、真円に近いほど価値があります。



けれど真珠には、半円やライス(米形)など、変形の楽しみもあります。



サイズは、質が同じなら真珠は大きいほど高価です。



価格は、直径8mmを越えると急に上がり、10mmを越えると飛躍的に上昇します。



注目される宝石~ベリドット [宝石の価値]

8月の誕生石ペリドットとは、しっとりとしたオリーブ・グリーンの、美しい宝石です。



かつては、エメラルドと混同されていた時代もあったようですが、この独特のつやのある外観を見間違える事はないでしょう。



ペリドットは、アクアマリンやムーンストーンと並んで、若い女性たちの間でもっとも注目されている宝石のひとつです。



硬度としては、6.5~7で宝石として充分なクラスです。



しかしある方向に割れやすいという、へきかい性をもっているので取扱いには配膚が必要です。



品質と選び方としては、キズが少なく透明度の良いこと。



オリーブ・グリーンの色合いは、ブラウンがかっていないものほど良いとされます。



比較的安価な宝石なので、品質を重視して選びやすい宝石です。



トルマリンについて [宝石の価値]

10月の誕生石のトルマリンとは、すば抜けて豊富な色のバリェーションをもつ宝石です。虹色7色の全てに無色や黒色もあります。



ひとつの石に、二つ以上の色が現れるものもあります。石の半分が緑で、残り半分が赤、などという珍しい宝石です。



品質と選び方としては、どの色のトルマリンでも透明度と色の良さが品質評価のポイントです。



オール・カラーの宝石と云っても、グリーン・トルマリンはエメラルドの、赤色トルマリンはルビーの、気品と風格に圧倒されがちです。



けれど、それらの主要宝石に比べて、かなり安価な宝石です。



いくら安くとも、品質の悪いエメラルドを買うよりは、品質の良いグリーン・トルマリンをチョイスしたほうが賢明だと云えます。



宝石の価値は品質です。



品質重視で選びやすいトルマリン、色が三富で洋服とのコーディネートが楽しいトルマリン、この宝石はもっと積極的に評価価されていい宝石だといえます。



宝石の本物とは? [宝石の価値]

宝石の本物とは天然宝石の事で、ニセ物とは天然宝石以外の人工的に作られた事をいいます。



天然宝石は真珠、琥珀等を除いて鉱物からなってます。



宝石鉱物を、カットや研磨等以外の手を加えていないものを天然宝石と呼ばれます。



合成宝石とは、天然宝石を人工的に結晶育成し同じ性質の人工宝石の事をいいます。



模造宝石とはガラス、プラスチック等の材料を使って天然宝石に似せた物の事をいいます。張り合わせ宝石も模倣宝石の部類です。



処理石とは天然の宝石に人工的な処理を施して、外見を良くしたもので、ルビーの表面の欠けた部分をガラスで埋めた物や色の淡いヒスイに緑色の染料をしみ込ませた物などがあり、このような物は熱にあたった時など、本来の姿に戻る事が予想されます。



結婚指輪の選び方 [宝石の価値]

結婚式というはなやかな式典のなかで、欠かせないのが結婚指輪の交換です。



この結婚指輪には、甲丸リングとよばれるプラチナリングが選ばれる場合が多いようです。



けれど最近では、プラチナゴールドのコンビになったもの、いろいろな模様が彫り込まれたものなどもよく見かけます。



海外のデザイナーズ・ブランドにも人気が集まりはじめています。



けれど、男性も一緒につけられるようなもの、ということでシンプルなデザインが基本です。



リングの内側には、記念の日付やメッセージ、お互いのイニシャルを刻印することが多いです。



たとえば、1994.10.10.TtoS(1994年10月10日、拓也から桜子ヘ)とか、ラテン語でESTO PERPETUA(永遠であれ)と刻印したりする人たちもいます。



リングの上手な宝石の選び方 [宝石の価値]

リング1つにしても、色々な宝石があり品質も様々です。



どの宝石の、色、品質のものを選ぶのか、色々迷ってしまうものです。



そんな時は、まず目的です。



華やかなパーティ用、毎日つけて楽しみたいもの、カジュアルなもの、婚約指輪結婚指輪なのかと言う事。



そして、様々な観点から選び予算の問題を考慮しながら品質を厳選するといいでしょう。



毎日つけるものなら、なるべく耐久性のある宝石が望ましい。



硬度7以上のものは、日常の使用で石が磨耗する事はありません。



けれどこれは目安で、硬度7以上でもエメラルドは割れやすい宝石です。



家事の時などは外す必要があります。



品質は、なるべく良いものを選ぶ事をお勧めします。



と言うのも、リングは自分の視野に入るので、良い品質のものは飽きにくいです。



ガーネットレッド・トルマリンは、比較的安価で耐久性にも優れています。



デザインもシンプルなものが望ましいでしょう。



品質の良い石については、その石に注意が集中するようなシンプルなデザインを選ぶといいと思います。



真珠のつやが悪くなるのはどうして? [宝石の価値]

真珠のつやがなくなる理由は、真珠は硬度の低い宝石だからです。



何も手入れをせずにいると、空気中のほこりで無数のキズがついていきます。



普段の手入れが大事な宝石です。



ほこりに対しては、他の宝石以上に神経質になる必要があります。



空気中のほこりの中には、石英(硬度7)の微粉が含まれており、硬度3~4程度の真珠は簡単に負けてしまいます。



乾いたやわらかい布で、ほこりをはらいます。



また真珠は、化粧品、香水、ヘアースプレー、洗剤などを嫌います。



汗も大敵で、夏場の使用には注意が必要です。



風通しの良い、陽の当たらない場所に保管する事も忘れずに。



ネックレスの場合2~3年に1回は、糸替えすることをおすすめします。



また他の宝石とは別個に保管するようにして下さい。



真珠はデリケートな宝石なので、配慮のある取扱いが求められます。



普段のちょっとした手入れさえ怠らなければ、真珠の美しさを長く保つことは可能なのですから、そのことを是非知ってほしいと思います。



宝石の加工について [宝石の価値]

宝石の原石は、カットされ研磨されたのちの輪入されます。



この時点で、宝石そのものの美しさは引き出されています。



そして宝石を宝飾品に変える作業です。



指輪ネックレスか、どんなデサインがいのか。大切な作業です。



やり方は、既製のキャスト(空枠)に組み込むか、オーダーメイドの手作り枠にするか。



特殊な光の効果をもつ宝石を最高の状態でセットしたい時や、オリジナルなデザインを使いたい時などは、オーダーメイドされます。



ただ、手作りなので、手間と費用がかかります。



一方、既製のキャスト枠は鋳造法で作られ、大量に生産する事が可能なので低いコストで済みます。



デザインや種類も豊富で、現在は既製のキャスト枠に組み込むやり方のほうが主流となっています。



キャスト選びでは、素材である宝石とのバランスも大事です。



良い品質の宝石は、飽きがこないようなシンプルなキャストを用いたほうが好ましいでしょう。



アクセサリーとしては、デザイン性がポイントになるでしょう。



宝石の張り合わせ石とは? [宝石の価値]

張り合わせ石とは、二つか三つの石を組み合わた石の事です。



二つの石を組み合わせをダブレット、三つの石を組み合わせをトリプレットと云います。



ダブレットが主流ですが、色々なタイプの組合せがあり、上にオパール、下にもオパールを張り合わせるものがあります。



組合せの理由は、オパールは薄い板状のものとしてよく産出し、独特の光が取り柄の宝石です。



けれどあまり薄すぎると、うまく輝いてくれません。



そこでオパールを張り合わせて厚みを出し輝かせるというのです。



また、上にオパール、下にオニキスや黒色ガラスを張り合わせるというものもあり、目的は同じく輝かせる為です。



他には、ダイヤモンド・ダブレットと呼ばれるもので、上に天然のダイヤモンド、下に無色の合成石や水晶やガラスを張り合わせ、見た目はホンモノに見えてしまう場合もあります。



しかし、これらは石を横から見てみると張り合わされた接合部分が見えます。



石は上からだけでなく必ず横からも見るという癖をつけておくといいでしょう。



シンセティック・ストーンとは何か [宝石の価値]


シンセティック・ストーンとは合成石の事です。



合成石は天然石と同じ化学組成と結晶構造をもち、人工的につくられたという事だけ違っています。



宝石の条件とは、美しさ、耐久性、稀少性です。



大量生産できるから、稀少性という点で、合成石天然石に大きく劣っています。



自然の成長過程でつくられる天然石は、美しさのひとつひとつが違います。



これに対して、合成石の仕上がりは色も美しさも均一です。



合成石が手頃なアクセサリーとして売られることは、悪い事ではありません。



合成ルビーでは売れないから、シンセティック・ルビーとして売る。



もしその説明があるなら、これも許される事です。



大事なのは、合成石であると明示される事と、その価値に見合った手頃な価格である事、この二点です。



合成石宝石なのではありません。



また、合成石ニセモノなのでもありません。



天然石=ホンモノ、合成石=ニセモノ、という意味のは本来正しくありません。



天然石は天然石であり、合成石は合成石です。



宝石の価値とは希少性 [宝石の価値]

しん宝石とは、稀少性のあるものです。



宝石と呼ばれる物はほとんどが鉱物で、その鉱物は、5000種類近くあるとされています。



しかし宝石鉱物として区別されるのは、わずか50種類余りです。



美しさと耐久性を兼ね合わせた鉱物は、これだけでも宝石の稀少性が窺い知れます。



さらに同じ宝石でも、美しさの差によって、稀少性が変わってきます。



より美しい宝石ほど産出量が少なく、当然、稀少価値はより高くなる訳です。



だから宝石の価値とは、美しさに結びついた稀少性にあると云えます。



この事は、人工的に作り出した合成石の価値と比較すると一目瞭然です。



合成石は大量生産することが可能だからです。



さらに合成石の仕上がりは画一的で、天然宝石がもつ美しさの稀少性をもってはいないという事です。



天然宝石は二つとして同じものはありません。



そしてこの稀少性が、美しさと結びついた時、それが宝石の価値を決めるのです。



合成宝石の価値とは [宝石の価値]

合成宝石人工宝石)とは天然宝石と同一の成分から科学的に作り出された宝石



天然宝石と化学成分・物理特性・内部構造が同じである。



合成手法により原価が大きく異なるので価格も変わり、合成されたものは組成や結晶構造は全く同じにもかかわらず、単なる飾り石とされふつう宝石扱いされない。



熱水法やフラックス法はコストも時間もかかるので製造原価が嵩むが、それでも天然宝石や処理宝石に比較して価格は安い。



さらに、天然宝石にはしばしば見られる内包物やヒビ、傷がなく、見た目は天然宝石より美しいにもかかわらず一般に評価は低く、日本ではニセモノ扱いの域を出ず資産価値もないとされる。



ダイヤモンドの場合は採算性の問題から遺灰ダイヤモンドといった非常に特殊な需要を除き、宝石質の石が合成されることはほとんどない。



宝石の呼び名 [宝石の価値]

価値の高い石を貴石(プレシャス・ストーン)と呼び、やや価値の低い石を半貴石(セミ・プレシャス・ストーン)と呼ぶ。



もっと低い石を飾り石とする。



貴石を宝石と呼ぶことがあるが、その場合半貴石は貴石と言い換えられる。



貴石は、宝石の取引上の分類。



狭くはダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルドの四大宝石、それ以外に希少性や硬度を基準として数種の宝石が加えられる。



国や専門家によりその基準は異なり、宝石業界内でも統一されていない。



貴石とされる以外の全ての宝石が半貴石と呼ばれる。



宝石の資産価値 [宝石の価値]

鉱物の中で金属にあたり、希少性が高く化学反応や風化などによる経年変化が著しく低い鉱物を貴金属といい、金、プラチナなどが該当する。



資産としてみた場合、換金性、実用用途に関しては貴金属の方が宝石よりはるかに優れている。



貴金属、とりわけ金は価格算定の根拠となる世界的に通用する評価基準が決められており、



相場や市場が整備されているのに対し、宝石ダイヤモンドこそ国際的な評価基準ルールや市場、相場が定められているものの、



それ以外はどの宝石もその評価基準は厳密ではなく、国や民族によっても大きく異なる。



具体的には、翡翠は東アジアの国々では高く評価されるが、欧米での評価はそれほどでもない。



誕生石が国によって異なるのもその辺の事情を物語っている。



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