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アレキサンドライトとは [宝石の産地]

アレキサンドライトは、ロシア帝国ウラル山脈東側のトコワヤのエメラルド鉱山で発見された。



ギリシャ語からきているクリソベリルという鉱物の一つで、金緑石の変種。



微量に鉄などの不純物を含み、強い太陽光の下では暗緑色を示すが、強い白熱灯だと色が鮮やかな赤色に変わる。



産出量が少なく、非常に高価



人工のものも作られているが、製造費が高いため市場には出回らない。



一般人には天然と人工の判別はほぼ不可能である。



同時にシャトヤンシーが現れる「アレキサンドライトキャッツアイ」と呼ばれる宝石もある。



良質の物は一級のダイヤモンドに匹敵する価格が付けられるが、産出自体が稀であるため決まった市場価格が無い。



そのため産出ごとに変色効果やシャトヤンシーの具合等によって価格が決まる。



紫外線を吸収する性質がある為、宇宙船の窓の材料に人工アレキサンドライトが使用されており、船内の安全確保に非常に重要な役割を負っている。



また、6月の誕生石の一つである、石言葉は「秘めた思い」



トルコ石について [宝石の産地]

12月誕生石トルコ石とは、トルコから産出される訳ではありません。



産地はイラン(ペルシャ)がもっとも重要で、ほとんどここから産出します。



硬度としては、5~6でもろい宝石です。



他の宝石と擦り合わせないよう注意してください。



トルコ石はたくさんの微細な結晶の集合体です。



そして多くの孔をもっています。



これを多孔質と云います。



その孔は水分で満たされています。



そこで熱や乾燥に注意する必要があります。



水分が蒸発すると亀裂が生じ、割れや欠けの原因になるからです。



家事の際にははずしてください。また、水洗いや超音波洗浄は厳禁です。



取れたはずの汚れが水と一緒に吸収されてしまうからです。



すると石は黒ずんできます。



品質と選び方としては、緑がかっていない、濃く、深みのあるスカイ・ブルーが良質とされます。



石そのものの色調が最優先されます。



海外で宝石を購入する際の注意点 [宝石の産地]

台湾ひすいという売り名の類似石は、人工処理が施されていたものだったりします。



台湾ひすいとは、ネフライという石で安価な石で置き物などに多く利用されます。



それが台湾ひすいという誤った名前で売られたりします。



この誤称の事をフォルス・ネームと云って、ひすいに関連して多く使われています。



インドひすいや、アフリカひすい、などがあります。



宝石名の上にわざわざ産地の名前をつけて売られているものは疑った方が良いです。



それに、雑な加工の宝飾品も多く見られ、石留めが雑な為、石が取れる心配があります。



それらを紛失した場合、その枠に合う石を見つけるのが困難で必要以上に高くつきます。



それから、ルビーダイヤモンドは紫外線に反応すると赤く輝くので、紫外線の強い国、タイやスリランカだと色の暗すぎるものが良質のルビーに見えてしまう場合があります。



これはプロの宝石商でさえ苦心します。



おそらく、損な出費を防ぐ為には、旅行の記念としての手頃なジュエリーの購入にとどめたほうが無難なのかもしれません。



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