金投資~売却する時に消費税を受け取る仕組み~ [金の相場]
厳しい財政難が続くなか、消費税アップはもはや避けられない情勢だ。
だが、この消費税アップを逆手にとって利益を得る方法がある。
それが「金投資」だ。
金は、購入するときに消費税を払い、売却するときに消費税を受け取る仕組みになっている。
たとえば、金1kgが400万円だとすると、買うときに5%の消費税20万円を支払う。
これを売るとき、もし金価格が同じ400万円なら、5%の消費税20万円を受け取るという仕組みだ(手数料などを考慮しない場合)。
となると、消費税がもし5%から10%に上がれば、売るときには消費税40万円を受け取ることになり、差額20万円が儲かるという計算だ。
ちなみに、消費税の課税事業者を除く個人には消費税の納税義務はない。
金相場~世界的なインフレ傾向~ [金の相場]
2002年以降、金価格は上昇を続けており、特に2007年の夏以降、急激に値上がりし、2008年3月には1オンスが1000ドルを初めて突破するなど、激しく上昇。
その背景には、世界的な金融不安という状況に加え、金の市場へ機関投資家のマネーが流入し、金相場は高止まりしているというのが現状です。
専門家の見解では、「現状、機関投資家のマネー流入という側面もあるが、長期的に大幅に下落することはまずない」で一致しています。
と言うのも、原油価格は落ち着きをみせているもの、世界的なインフレ傾向は変わりありません。
また、インドや中国、ロシアといった新興国も依然として経済成長を続けており、資産・資源として、「純金」への需要は高まっています。
つまり、金価格を押し上げている要因は、今後も容易に変わりそうにないことから、金相場は高値で推移すると予想されているのです。
金の売却の流れとは [金の価値]
金を売却しようと思ったら、真っ先に金の価格を確認しましょう。
価格の動向は押さえておいて損はありません。
金価格の上昇で、儲かる場合も多いかもしれません。
次に、売却先を考えるわけですが、金を売却する手数料は業者によって異なります。
時には、買取価格が安くなる場合があるからです。
そして、売却する業者が決まったら、全部売却するのか、それとも部分的に売却するのかという風に、金をどの程度(大きさ、重さ)売却するのか決めましょう。
売却する金の重さによって売却の際に支払う手数料が異なりるからです。
事前にいくらなのか確認しておきましょう。
なお、売却の際には身分証明書が必要になりますので、忘れないようにしましょう。
金の購入や売却にかかる消費税 [金の価値]
投資での金の魅力 [金の市場]
金は宝飾品というイメージが強いかもしれませんが、金はリスクの少ない投資手段としても人気を集めています。
なぜなら、金はそれ自体に価値があるからです。
金は株式や債券等とは異なり、価格は変動しても価値がなくなることはありません。
さらに、金は不況や有事に強いとも言われています。
数年前のリーマン・ショック等による金融不安は、世界中の株式市場や投資環境を悪化させ、通貨の価値は大幅に変動しました。
しかし、このような場合でも実物資産が存在する金の価値は世界中どこに行っても変わりません。
そのため、世界の投資環境が悪化する時には、金の価値は上がる傾向にあります。
また、金はインフレに強く、着実に価格が上がるという特徴もあります。
消費税アップで売却がお得になる!? [金の歴史]
2010年代半ばまでに段階的に消費税率を10%まで引き上げる等といった話題が取り沙汰されていますが、金の売却については消費税アップにより受取額がお得になります。
金を購入時に消費税を支払うことになりますが、売却する時には消費税を受け取ることになります。
つまり、消費税率がそのままなら相殺されますが、数年後に消費税率がアップすれば、税率がアップした分だけ消費税を受け取れることになります。
例えば、1グラム3,800円で500グラムの金地金にかかる消費税5%は9万5,000円ですが、10%では19万円になります。
これから金地金等を購入する場合、数年後に消費税率が引き上げられれば、税率のアップ分だけ消費税を受け取れる可能性が出てきます。
ただし、金の価格は日々変動していますので金の価格が値下がりすれば損失が発生することになります。
金価格の高騰 [金の価値]
世界的に金価格が高騰を続けています。
2011年8月になってニューヨークの金先物市場は、ついに市場最高値となる1オンス=1,800ドルを超える値をつけました。
東京の先物市場でも、1グラム=4,300円以上と急上昇しています。
ニューヨークと東京の上昇幅の差は、主に為替による要因です。
現在は超円高状態にあるため、円建ての東京市場はかなり割安になっていると考えられます。
金価格がゆっくりと、着実に上昇しているのは、世界経済に対する不安が高まっている点が大きな要因です。
昔から「有事の金買い」と言われてきたように、金はどんなことがあっても価値を保てる安定普遍の資産として、太古から重宝されてきました。
特に2008年のリーマンショック以降の世界経済への不安の高まりが、金購入への動きを加速させています。
ダイヤモンドとは [ダイヤモンドの性質]
ダイヤモンドは、炭素 (C) の同素体の1つであり、実験で確かめられている中では天然で最も硬い物質である。
日本語で金剛石ともいう。
結晶構造は多くが8面体で、12面体や6面体もある。
宝石や研磨剤として利用されている。
ダイヤモンドの結晶の原子に不対電子が存在しないため、電気を通さない。
地球内部の非常に高温高圧な環境で生成されるダイヤモンドは定まった形で産出されず、また、角ばっているわけではないが、そのカットされた宝飾品の形から、菱形、トランプの絵柄、野球の内野、記号を指してダイヤモンドとも言われている。
ダイヤモンドという名前は、ギリシア語の、adamas(アダマス)に由来する。
ロシア語ではАлмаз(アルマース)というが、これは特に磨かれていないダイヤモンド原石のことを指す場合がある。
磨かれたものについては Бриллиант (ブリリヤーント)で総称される。
貴金属の重金属とは [貴金属の性質]
貴金属の性質とは [貴金属の性質]
貴金属とは、一般的には金 (Au)、銀 (Ag)、白金 (Pt)、パラジウム (Pd)、ロジウム (Rh)、イリジウム (Ir)、ルテニウム (Ru)、オスミウム (Os) の8つの元素を指す。
存在が希少なものが多く、耐腐食性があるのが特徴である。
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、これら3つをパラジウム類と言い、オスミウム、イリジウム、白金、これら3つは白金類と言う。
この6つの元素を「白金族元素」という。
白金族元素はお互い性質が似通っており、融点が高く、白金、パラジウムはアルミニウム並に軟らかく、ルテニウム、イリジウムは硬く、オスミウムは非常に硬く脆い。
ロジウムはその中間の硬さである。
全体的にくすんだ銀白色を呈した金属である。