イノシシと金 [金の歴史]


戦前、日本人はイノシシに大変、親しみを持っていました。



と言うのも、イノシシを持っていけば、金と交換する事が出来たからです。



と言っても、本物のイノシシではありません。



十円札の事なのです。



かつて、十円札にはイノシシの絵が印刷せれており、俗に十円札の事をこう言っていたのです。



このイノシシには「この券引換に金貨拾圓相渡可申候」と言う趣旨の言葉が印刷されていました。



十円金貨と交換してくれると言う事です。



このように金貨と交換できるお札を兌(だ)換券といいます。



これも、当時、日本が「お札の発行量は金の保有量によって制限される」と言う金本位制をとっていた為です。



現在、日本は金本位制をとっていないので、お札はこのような分言は印刷されません。



最も、現在はお札を地金商に持って行けば誰でも自由に金を買う事が出来ます。



1973年に「金の輸入自由化」が実施された為です。



今、イノシシがあってもあまり大切にされそうにはありません。



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